teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


新着順:64/74 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

医療事故~日本裁判官ネットワークブログにて

 投稿者:ミネ  投稿日:2007年 7月23日(月)07時02分21秒
  通報
  物議を醸すでしょうね~医事関連でまた刑事事件かも


Weblog / 2007年07月20日


福島の事件に続き,また医事関連で刑事事件になるかもしれませんね。
以下は産経新聞からです。

独協医大で手術ミス 2医師を書類送検へ 業過致死容疑、埼玉県警

 心臓手術ミスで患者を死亡させたとして、埼玉県警捜査1課と越谷署は19日、業務上過失致死の疑いで、手術を担当した当時、独協医大越谷病院(埼玉県越谷市)に勤務していた40代と50代の男性医師をきょう20日にもさいたま地検に書類送致する方針を固めた。
 調べでは、医師2人は平成14年10月18日、狭心症で入院していた同市の会社経営の男性=当時(67)=の冠動脈バイパス手術中、ゴム管と糸で心臓を持ち上げた際、誤って心臓に数センチの傷をつけ出血させた。さらに、人工心肺補助装置のチューブの挿入位置を誤り大動脈を破裂させ、その後の適切な処置を怠り、男性を死亡させた疑い。
 遺族の被害届を受け、県警が捜査を進めていた。遺族は18年4月、病院を経営する独協学園を相手取り総額約8000万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こしている。




コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )





前の記事へ 次の記事へ


コメント




ちょっと待ってください!! (峰村健司)

2007-07-21 23:30:39

私は眼科医ですが、かつては「書類送検」と聞いただけで凄く悪いことをした人間がされることというイメージがありました。しかし「書類送検」は警察が捜査を終了した時点で必ずなされることであって、それは警察が事件を受理して捜査したことを表わすに過ぎないということを、法曹と医者の集うブログを通じてようやく理解したところです。医療とはどんなものかをよく知らない警察が、医療事故かも知れないと捜査をしたことだけを取り上げて、やれ「書類送検」だと言って報道するマスコミもマスコミですが、それを法曹それも判事さんがそのまま引用して「刑事事件かも」などと煽るような書き込みには、正直なところがっかりします。





詳細は不明ですが... (Level3)

2007-07-22 21:02:11

麻酔科医です.
報道の書き方にも問題があると思います.
書かれている状況からしますと人口心肺を使用しない冠状動脈バイパス(OPCAB)で血管を縫い付けている時に血流を調節するために掛けていた糸がカッティングを起こして心臓壁に裂け目ができたものと思われます.そして止血のために人工心肺を接続したところ人工心肺から大動脈に血液を送る送血管のところから「大動脈解離」を起こし,結果的には患者さんが亡くなったものと推測されます.
まず「誤って心臓に数センチの傷をつけ出血させた」ですが,どんな名人がやってもある確率で起こりうる事象である思われます.このようなトラブルは人工心肺を用いて循環を保ちながら修復できれば問題ありません.しかし,ここで不幸にして人工心肺の送血管のところから「大動脈解離」が生じてしまったようです.「大動脈解離」ですが,これも頻度は高くないですが人工心肺の合併症として生じるものです.
「人工心肺補助装置のチューブの挿入位置を誤り大動脈を破裂させた」という表現は「医師が初歩的な失敗をした」とでも言うような書きぶりですが,適切な表現とは思えません.
このような医療の中で起こりうる(おそらくは)合併症と言える事象に対して「業過死容疑」などと言われていては医師は医療が行えなくなります.福島の事件でもそれは「はっきり現れていること」です.
いったい何を考えてこのようなものに「書類送検」を行うのでしょうか?
複数の医療関係者の意見を聞いていれば,もう少しまともな判断ができると思われるのですが.

そのうちに国民が医療を受けたくても対応する医師がいなくなります.このままでは2-3年以内に完全に医療は崩壊するでしょう.
厚労省はADRのための組織を作ろうとしているようですが,まとものものを早急に作らない限り崩壊は避けられないでしょう.今回のような患者さんが心筋梗塞になっても,すぐに処置されずそのままお亡くなりになる時代はすぐに来てしまうでしょうね.その時に気づかれても時既に遅しですよ.





医療関係者の意見を聞いたから、書類送検したのだと思います (峰村健司)

2007-07-22 23:53:50

Level3さん

遺族が「業過致死だ」と告訴すると、実際に人が亡くなっている以上、警察は事件として捜査せざるを得ず、捜査した結果がどんなものであれ、必ずその結果を検察に送致しないといけないことになっているはずです。警察は、捜査の過程で当然医療関係者の話も聞いていると思われ、まあ直感ですが「起訴するような事件ではない」という結果を得たと思います。その場合、警察から検察に事件を送致する際に「不起訴相当」の意見が付けられるはずで、この事件はそのまま不起訴で終了となると思われます(あくまで直感ですが)。
となれば、「書類送検」の意味するところは、「患者関係者が不幸な結果を医者のせいだと考えて告訴し、警察がそれを受理して捜査をして終了した」というだけの意味、さらに言えばその前半の「患者関係者が不幸な結果を医者のせいだと考えて告訴した」という程度の意味であり、告訴に際して患者関係者が医療行為を正しく判断できない以上、医療事故における「書類送検」は、ほとんど報道価値がないシロモノとも考えられます。
福島事件以降にも、医療事故で書類送検されて不起訴になった事件はいくつもあるはずなのに、なぜ今回の事件だけこちらのブログでわざわざ話題にされたのか甚だ疑問です。
 
 
》記事一覧表示

新着順:64/74 《前のページ | 次のページ》
/74